「木曽駒に登ってきました。」

長野と甲府のお客さんに行った帰りに千畳敷カールに登ってきました。
金曜日の夕方甲府の仕事が終わってから駒ケ根まで帰り、翌朝暗いうちに起きてバスとロープーウェーを乗り継いで千畳敷カールへ登りました。
朝4時半にはもうバス停にたくさんの人が並んでいます。

これで3度目ですが紅葉の時期は初めてです。以前は11月と10月の末でした。11月はもう雪があり、風が強く雪も吹き溜まりにはたくさんあります。紅葉のきれいな時期はほんとに短く最高なのはほんの数日です。山頂駅に6時過ぎに着きましたがちょうどご来光が拝めました。下界は雲海に覆われています。正面の山は南アルプス、中央右側には富士山が少し頭を出しています。

今の千畳敷は最高の紅葉にはちょっと早いくらいですが下界とは違います。
もうこんなに紅葉しています。私の感じでは1週間もすれば最高の紅葉が見られます。

ここ山頂駅は標高が2612mあります。朝の気温は0℃くらいだったと思いますが日の出とともに気温は上がります。
暖かいコーヒーで朝食を済ませて先を急ぎます。宝剣岳と木曽駒ケ岳に登ります。何しろ本格的な山は10年振りなので体が重くて足が思うように出ません。岡山に帰って車ばかりの生活で歩くことが少なくなったのがいけないのだと思います。草刈はあまりいい運動ではないようです。
写真中央の鞍部に向かって人の行列ができています。とりあえずあの上まで登ります。きつい登りが続きます。

その鞍部から見た千畳敷がこれです。ここは数万年前の氷河の後で独特な地形をしています。日本の山には同じような場所が数か所あります。

ここからさらに登って宝剣岳に行きます。宝剣は危険ですから誰でも行ってはいけません。一応私はベテランです。昔はの話ですが・・・
10年前に来たときは雪がありました。途中の岩場にこんな谷があります。落ちたら助かりません。お~こわ!

そして到着した宝剣の頂上はこんなに狭い場所です。

私は後ろの岩の上には登りませんでしたが同僚は登りました。こんな感じです。ここがトップ2931mです。

ここから下ってこの山の向こうが駒ケ岳です。

途中の山頂にはこんな祠があります。信仰の山は大体こんな祠があります。昔は修験僧が登っていたのでしょう。

ここからさっき登った宝剣が見えます。また誰かがあの岩の上に立っています。

そしてやっと着いた木曽駒ケ岳、標高2956m、360度の大展望です。

私の後ろが北アルプス槍穂高連峰が見えます。若かりし頃何度も登った山です。右の後ろが白馬岳ですが前日に雪が降ったそうです。

そしてこの山が八ヶ岳連峰です。ここは数十回と登った山です。東京にいた頃は夜行日帰りが何度もありました。

この山は御嶽山です。昔八ヶ岳に登っていて山小屋に泊った夜に御嶽山が爆発し、翌日噴煙が上がってました。東京でも火山灰が降りました。なつかしい思い出です。その他にも富士山や浅間、乗鞍、黒姫、戸隠、斑尾山などが見えました。山好きには最高でした。

これが駒ケ岳神社です。よく拝んできました。
この山は大正時代に修学旅行の夏山で中学生が教員とともに嵐によって大量遭難した山でもあります。新田次郎の小説「聖職の碑」で有名です。映画にもなりました。前回山頂直下に遭難慰霊碑があるのを確認しましたが今回は残念ながら見つけることができませんでした。

帰る途中の岩場です。降りるまで雲ひとつない天気でした。白い筋はすべて飛行機雲です。飛行機が低く感じます。

下りる途中の斜面です。気のせいか来る時よい紅葉が進んだように思えます。

やっと千畳敷に降りて来ました。下りは走るように降りて来たのでもう足が痛くてもう歩けません。

昼過ぎには麓に降りて来ましたがこれから岡山に帰ります。二人で交代しながら帰りました。登って良かった駒ケ岳でした。

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    竹内<新寮> (水曜日, 02 10月 2013 23:30)

    へ山梨に来たんですね。登ったんですね。あれ幸子さん留守番ですか
    次はぜひ二人で、山梨 我が家へお越しください。
    来年のブドウ狩りに、でも岡山 有名な葡萄、沢山ありますね。
    山梨に来てください。お待ちしてます。

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