「沙羅ちゃん那岐山に登る!」

今日は那岐山(1240m)に登ろうということになり行ってきました。先日の大雪でどのくらい雪があるのか想像がつきません。昨年末の12月30日にも登りましたがその時は稜線で1mくらいありました。先日降った固い雪の上に昨夜の新雪が30cmくらい積ってます。

この写真は先月27日の朝の那岐山です。右上の雲がかかったところが頂上です。低い山ですが日本海側との分水嶺の山ですから山頂付近はいっきに積雪が多くなります。今年は例年になく多いようです。

今回は母ちゃんと沙羅ちゃんも一緒です。沙羅ちゃんは初めての雪山です。駐車場まで登れない車で手前の坂道にいっぱい止めてあります。

さすがはスバル、雪道には強い車です。今まで数々の四駆に乗りましたがこれが最高です。
ここからが登りです。雪山経験のない沙羅ちゃんですが降りたとたんにテンションが最高調になりました。
母ちゃんはスノーシューを付け、私はアイゼンを付けての登りです。沙羅ちゃんが雪山でどんな行動を起こすか予想がつかないので踏ん張りの利くアイゼンにしました。歩き始め最初はあっちこっちにウロウロしましたが少し歩いたら慣れてまっすぐ歩くようになりました。今日は頂上に登るのが目的ではなく、雪山に慣れるのが目的です。行ける所まで行ったら帰ってくる予定です。

寒くないのか心配でしたが全然平気のようです。

嬉しくて時々道を外れます。

こんなことしていると・・・

調子に乗って深みにはまり出られなくなりました。昨夜降ったフカフカの雪で踏ん張りが利きません。途中いろんな人にナデナデされごきげんでした。

雪も多くなり時々突風が吹くと雪が舞い上がって前が見えなくなります。

大神岩の手前まで来ましたがものすごいブリザードになりました。沙羅ちゃんの足が心配です。昔、シェラという初代のワンコ(ラブラドール)をよく冬の八ヶ岳に連れて行きました。2000mの峠にクロカンスキーで遊びに行くのですが、シェラ君の手足の指の間に入った雪が凍ると歩きづらくなるのです。大きな固まりになるからです。沙羅ちゃんも同じようになり歩きづらいみたいです。八ヶ岳ほど寒くないので大丈夫だと思ってましたが・・・今度は指の間の毛をきれいに刈って来なければ・・・毛に氷が付き固まるのです。

上から先に登った人たちがぞくぞくと降りて来ます。「ブリザードで前が見えない」と言い登頂を断念して降りてきます。しかたなく窪地を見つけ持ってきたスノースコップで雪洞を掘って昼食としました。

こうして雪を掘って風よけを作るだけで風をしのげます。コンロだって焚けます。湯を沸かしカップめんを食べました。

スノースコップはアルミ製で軽く柄は折りたたみできてザックに入ります。いざという時は便利です。

とても寒いですが沙羅ちゃんは平気みたいです。恐るべき毛皮のコート! しかも裸足です。

写真では分りませんが、すごい風です。ここはまだ稜線まで距離があります。ここでこんな風ですから稜線はすごいと思います。
食事が終了したら退却です。途中で那岐山の鉄人と呼ばれる老人に抜かれました。その鉄人は75歳にして今日も頂上まで行って来たそうでう。彼は昨年暮れも頂上で会いましたがその時に2431回目だと言ってましたから、あれから1っカ月以上経っていますから何回登ったのでしょうか。年間250回が目標の恐るべき老人です。その鉄人が今日のようなブリザードは初めてだと言ってました。

やっと下に降りて来ましたが、さっき登っていたのが後ろの谷間の白くなったところです。

何だか沙羅ちゃんもホッとしたように見えます。また天気のいい日に登ろうね!

 

 

 

 

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