「山登りと温泉とリンゴ買い出し」

今回のメインはリンゴの買い出しですが、1人だから欲張って山にも登って温泉にも入ってこようと出かけました。3連休は人も多いかと思ってましたが意外にに混んでいません。23日金曜日午前2時半に家を出て新穂高ロープ―ウェイに着いたのがすでに10時半、眠くて途中1時間の仮眠をとりました。この辺りから少しずつ計画が狂ってしまいました。山と言っても西穂の独標までですからそれなりに装備も体力も必要です。しばらく北アルプスも遠のいていたので甘く見てました。行く前までは雪はありませんでしたが前日に降ったみたいです。平湯辺りから雪道でシャーベット状の道が続きます。この手前のカーブでステップワゴンがスリップして突っ込んでました。見たらノーマルタイヤです。この時期ノーマルはないわ、あれは廃車だろうな… 私はスタッドレス履いてきました。でも慎重に新穂高温泉をめざします。

本来であれば1mはゆうにある季節です。ロープウェイの山頂駅でこのくらいですから少ないです。

お客さんのほとんどが東南アジアからの観光客です。山に登る人は数組です。ここの駅から出るのは初めてです。
かなり遅くなりましたが11時に出発です。今回はストックとアイゼンだけですが、肝心のアイゼンが6本爪です。12本爪のアイゼンが探しても見つからなかったのです。しばらく使ってませんから…

この道を西穂山荘までコースタイムで1時間30分です。久しぶりなので寒さに慣れてなくて厚着してしまい汗が出てきました。途中でフリースを1枚脱いで歩きます。途中1組の親子を抜きましたが他には誰も会いません。もっと平たんな道かと思いましたが結構な登りです。

天気はいいのですがガスって周りの景色は見えません。時々青空が見え隠れします。

久しぶりの冬山ですがコースタイム通りに西穂山荘に到着です。

天気が良ければ眼下に上高地が見えて左方向には蝶が岳や常念岳が見えるはずです。時刻は12時半で腹も減りました。山荘内で昼めしとします。

持参したカップラーメンを食うためのコンロを組み立てるのもかったるく西穂ラーメンを頼むことにしました。
これです。

山小屋の食事で旨いのを食ったことがありませんがやはり期待外れでした。味噌ラーメンの味噌の塊がありました。まあこんなところで贅沢は言えません。私が唯一おいしいと思ったのは八ヶ岳の赤岳鉱泉小屋くらいですかねぇ。あそこは昔から違いました。今もそうであるといいですね。
何とか空腹を満たして少し余裕が出てきました。時刻は1時を回っています。ここから独標までさらに1時間半、ということは最終のロープウェイが4時半ですから間に合わないかもしれません。冬山で無理は禁物です。あきらめて降りることにしました。だいたい寝ずに走ってきて山登ってさらに安曇野まで移動するなんて無理だったのです。再度余裕をもって挑戦します。

降りる途中見えてきた稜線です。右端の稜線に西穂小屋があります。独標は左端だと思います。

下る途中のロープウェイの窓から稜線の中央に西穂山荘が見えました。

降りたら早速温泉です。この辺りはどこでも温泉があります。入ったのは硫黄泉です。冷めた体が温まりもう動きたくないですがまだここから2時間走らないと宿に着けません。しかも上高地線は狭くて長いトンネルばかりです。トンネル内で対向車線をバスでも来たら怖いくらいです。岐阜県と長野県の間は安房トンネルができて楽になりました。昔は峠越で冬季通行止めです。行ったときはもう通行止めでした。

翌日は朝から秘湯に行くことにしました。中房温泉と言って、安曇野の山奥です。ここから15kmくらい谷を奥に入ります。終点の中房温泉は北アルプスでは人気の燕岳(つばくろ)の登山口です。ここを左に入ります。

途中お猿さんがたくさんいます。安曇野はどこも猿の被害が多いと聞きますが大変ですね。でも子猿はかわいいです。

正面に見えるのが燕岳か… やはり雪がほとんどありません。

この辺りは凄く深い渓谷です。8年位前にこの季節、雪道を来たことがあります。ここの温泉が気に入ったので友達に紹介してその友達が来たそうですが怖くなって途中から引き返したそうです。運転に自信のない人は止めたほうがいいです。すれ違い出来ない場所はたくさんあります。何度バックしたことやら… 

こんな道を40分余り走って着いたのがここです。

ここは日帰り入浴のできる「湯原の湯」です。昼前ですがさっそく入浴です。中で燕岳から下山してきた人と一緒になりましたが山小屋はこの連休で営業終了だそうです。男子の浴槽は2つあります。昨日に続いての温泉ですがここの湯は男はどうでもいいかもしれませんが肌がツルツルします。こんなにツルツルする湯は初めてです。

源泉は75℃と95℃の2つあり、河原と裏手に自然湧出しているしているそうです。

この上にもう1軒宿があります。この奥から登山道があり合戦尾根という登りです。名前が凄いです。
終点のすぐ手前にある国民宿舎「有明荘」です。ここは昔この時期に雪の中を除雪車の後ろをついて登ってきて入った温泉です。ここもいい風呂があります。前の看板犬ソラちゃんと来た思い出の場所です。雪の中を嬉しくて走ってました。

さて次は飯綱高原まで走ります。

高速に乗ったら正面に五竜や白馬方面の山が真っ白に見えます。日本海に近いので雪の量が違います。今日はあの方面には行きません。高速はこの先北東方面に上ります。

飯綱高原到着です。正面に妙高山が見えます。この辺り一面リンゴ畑です。今リンゴ祭りをやっているのです。1箱コンテナを買って行くことにしました。いろんなリンゴの食べ比べです。

これを買いました。自分で持参したコンテナに詰め替えて持ち帰ります。

この日4時に行くと夜間瀬のりんご屋さんに連絡してあったので急ぎます。行ったらもうリンゴを剥いて待っててくれました。
やはり他のリンゴ園のとは違います。ご夫婦と息子さんが丹精込めて作ったリンゴです。

たっぷり蜜が入っていて酸味と甘さのバランスが何とも言えません。でもあまり蜜が入っているリンゴは長持ちしません。
私の場合来年3月まで食べるので早く食うリンゴと長持ちするリンゴで蜜の入り方を選んでくれてます。当然他のリンゴ園の物より高価ですがそれだけのものはあります。低農薬有機栽培品です。
これから毎日我が家では食べます。ちょっと変わったリンゴも戴きました。信濃ほっぺという新品種です。帰りの小布施直売所で見たら、何と1個が500円~1200円もする高級リンゴと分かりました。こんな高級リンゴと知らずいっぱいもらいました。ありがとうございます。

これが信濃ほっぺです。たっぷりの蜜入りでした。

我が家のリンゴは野菜専用の冷蔵庫で5℃保管です。堀米農園の主人に教えてもらいました。

翌日女房から頼まれているグラニースミスを探しに小布施のフローラルガーデンへ行き見つけました。
あるやつをほとんど買いました。これです。安曇野に昨年いっぱい売ってましたが今年はありませんでした。これで一安心です。

近いうちにこれのアップルパイが出ると思います。
中房温泉の湧き水と安曇野の名水も汲んできました。今週のパンの仕込み水に使います。ぜひお試しください。
帰りの車はリンゴのいい香りに包まれて帰ってきました。これで長野行きは終了と思ってましたが12月にも行くことになりました。
今度は仕事ですが伊那の中央アルプス伏流水とルレクチエという洋ナシを買ってくる予定です。昨年生産農家を見つけました。この洋ナシはラフランスよりも大きく香り、甘さも最高です。長持ちするのがいいです。冷蔵庫で1か月以上持ちます。楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    りき (金曜日, 14 12月 2018 16:13)

    お疲れさまでした 私もルレクチェは大好きです

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