「1年ぶりの南相木村」

今回は5月の長い連休を外して一か月遅れの24日から3泊で南相木村に行ってきました。3日間で釣りをしたり、山歩きしたり、山菜採りをしてました。最後の日に凄いことがありました。それは一番最後に教えます。
今回に限って出かけた日から帰る日まで日本列島は5月だというのに猛暑となりました。来るときにサラちゃんはすでにバテバテです。暑いの苦手だからなぁ… 八ヶ岳アウトレットで昼食にしました。

そしてここは清里の清泉寮です。うっすら富士山が見えます。ここでも結構暑かったです。名物のソフトクリームをサラちゃんといただきました。

そして今回の宿がこれです。昨年できた新品のコテージです。設備も整っています。

行く前から気がかりだったのが地主さんのことです。確か93歳になっているはずです。昨年は元気で迎えてくれ、「シイタケ持っていけ!」と言われ、たくさんもらいました。さすがに耳は遠くて会話がトンチンカンになりますがそれはそれ、長年の付き合いで何を言いたいのかは想像できます。
この日の夕方一人で釣りに出かけた帰りに家の縁側に見たことのある長靴が置いてありました。「おっ、生きてる!」と思いました。大変失礼ですがそのくらいの歳なのです。1年ぶりですが、この歳の1年は我々の何年にもあたると思います。うれしくなってお土産を持って行きました。
お土産も年寄りなのでのどに詰まらせないものを選びました。出てきて直ぐに分かったようです。何せこの村に通い始めてからの知り合いで30年以上になります。ということは知り合った頃は今の私くらいだったのかと笑ってしまいました。近況を聞くと昨年同様に一人暮らしらしいです。週に一度息子さんが帰って来るそうです。今度会う時も元気でいてほしいです。

翌日の朝早くから釣りに出かけました。長年釣っていて渓流を釣り上るのは体力も時間もないので、短時間に良い形が釣れる方法を身に付けました。
朝5時から3時間でこれだけ釣りました。

前日の夕方のと合わせ12匹のイワナです。28センチが3本います。こちら上流には以前ほど稚魚を放流してないそうですから本当の天然ものだと思います。

小鳥のさえずりを聞きながら釣りができるなんて最高です。

昼間はベースキャンプに移動して山菜採りを楽しみます。今が山ウドのいい時期で結構採れました。自家製味噌を付けていただきます。家で栽培したものとは比べ物になりません。
サラちゃんは川で水遊びです。もうしばらく上がって来ません。相当冷たいですが気持ちいいんでしょうね。

さっそくイワナは囲炉裏で焼きます。食う分以外は素焼きにして持ち帰ります。この素焼きで出汁をとってソーメンの汁を作ると美味しいのです。

素焼きのイワナです。

午後からは隣の栗生渓谷に出かけました。ここも昔はよく釣りに来ていました。ほとんど人が居ません。深みに大きなイワナが見えます。

翌日は隣の川上村の廻り目平にハイキングに行きました。こんな尖った岩がゴロゴロしてます。この岩を求めて全国からクライマーが集まってきます。

東洋のヨセミテと言われてる廻り目平には数々の岩場があり、特にボルダリングと言われる岩登りは今ではオリンピックの種目にもなっています。近年の女性の多さにはびっくりです。背中に大きなマットを背負って亀のような格好で歩いてます。このマットは登る岩の下に敷き落ちた時の衝撃を和らげるのです。ここから将来のオリンピック選手が現れるのでしょうね。

この日の甲府の温度は35℃以上と言ってましたがここも27℃あります。標高が1600mですらこの温度、サラちゃんにとっては過酷な気温なのです。
もう嫌だ!と言ってるようです。舌が垂れ下がってますからここで止めときます。私と女房で交代で岩場の頂上に上がってきました。

中央下側が駐車場です。ここから登ってきました。

暑かった山からベースキャンプに帰ってさっそく水遊びです。やっぱこれが一番だ~!(サラ)

この日FB仲間で南相木村在住のWさんがやって来ました。彼は横浜から家族でやって来て長いのですが、本職はガイドです。山岳ガイドから山菜やキノコのガイドもこなす言わばナチュラルガイドです。歳が同じで話が合います。八ヶ岳のガイドなら彼に任せてください。必要な方は私が紹介します。

この後夕方山菜採りに奥の山に車で出かけましたがえらいことが起きました。帰りに車のタイヤが変な音がするので降りてみたら前輪右がぺちゃんこです。不吉な予感がしました。まさかバースト… 頭をよぎってすぐにJAFに電話、そこに通りかかった同年代くらいの男性の方が軽自動車から降りてきて、どうしましたかと聞きます。パンクらしいと分かるとすぐに手袋をして手伝ってくれます。私は少々パニックになっています。さっきまでどうも無かったのにこんなに簡単に空気が抜けるなんて… とりあえずこの男性に手伝ってもらって補修キットを出しました。簡単に出すと言っても荷物を全部降ろさないと修理キットは出てきません。サラちゃん降ろして、バリケンも降ろして… 説明書を見ながらコンプレッサーのスイッチを入れると少しずつ空気は入ってますが途中から圧力が上がりません。不安いっぱいで両手でタイヤを抱えるように手で触ってみると裏側のサイドウォール付近から勢いよくエヤーが噴き出てます。あちゃ~、やはりかぁ… 目の前真っ暗、パンク修理できないので換えるしかないのですが、こんな18インチの扁平タイヤなんてこの辺のスタンドなんか絶対無いと分かってます。親切な方が佐久スバルを調べてくれて電話もしましたが取り寄せで5日掛ると言います。もちろん在庫も緊急タイヤも無いそうです。JAFから電話があって行くのに2時間かかるという。そうこうしていると親切な方がミスタータイヤマンが自分の帰る先にあると調べてくれました。ダメ元で電話してみると折り返し電話があり、中古タイヤの在庫があると言います。でもどうやってこのタイヤを修理に持って行くんだと思っていたら、この親切な方が運んでやると言います。涙が出そうなくらいうれしかったです。早速タイヤを外す段取りですが、ジャッキがどこにあるのかわかりません。ハンドルはあるのでジャッキもあるはずが分かりません。そうこうしていると自分の軽自動車のジャッキを出してジャッキアップしてくれボルトも外してくれました。その間にJAFやタイヤマンから連絡がありほとんど一人で外してくれました。帰る方向に宿泊先のコテージがあるので女房とサラちゃんを一緒に送り届けてくれると言います。サラちゃんの毛が抜けるシーズンなのでホントに申し訳ないと思いましたが甘えてお願いすることにしました。JAFは来ても近くのスタンドまたは修理工場に運ぶまでです。タイヤマンは明日朝にホイルを入れ替えて持ってきてくれるそうです。JAFに連絡したのが5時、やって来たときはやはり7時、2時間丁度でした。キャンプ場の管理棟まで車を運んでもらおうと思いましたが回送車は基本的にタイヤが無いと引き上げられないそうで断念しました。この山の中に車は置いて私だけコテージに運んでもらいました。親切な方のお名前と電話番号を聞いてましたら連絡があり、先ほどタイヤマンに届けたと電話がありました。翌日朝9時半にはタイヤマンの作業車がやって来て無事タイヤを取り付け修理完了です。車のタイヤが4本有ることのうれしさをつくづく感じました。車は走っていくらです。走らなくなったらただの鉄くずに思えました。11時にはコテージを出て帰路に付けました。清里のTさん本当にお世話になりありがとうございました。

帰りに諏訪に友達のうちに寄ってこの話で盛り上がりました。世の中こんな親切な人がいるんだ、捨てたものではないとね。
不安な時にワンコは飼い主の顔色を見ています。昨日も相当不安な顔をしてましたが今はこの笑顔です。

仲良しのミルトと遊んで深夜無事岡山に帰ってきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    Riki (月曜日, 03 6月 2019)

    車たいへんでしたね

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